FC2ブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://groovyhouse.blog20.fc2.com/tb.php/330-4146d2bc

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

無罪判決㉒ Bobbi Humphrey




“lover to lover”




ボビー・ハンフリーはやはりブルー・ノート時代のクールなサウンドが良く、EPIC移籍後はブラック・ミュージック感は強まったものの商業的な成功を意識した部分がありありで個人的にはあまり好きではなかった。だからもっぱら聴くのはBNの数作。これは、ボビー・ハンフリーがと言うよりもマイゼル兄弟が短い間生み出していた独特の浮遊感があまりにも至高の産物であったに他ならない。その稀有なブラック・フィーリングにボビー・ハンフリー、彼女の力強いフルートがベストな形でマッチしていたのだ。それはフルート奏者が創るソウル・ジャズアルバムとしては最高のコンビネーションだった。

ジャズのフルート奏者ながら、技術的にはけして巧いわけではなかった彼女が進む方向性としては、マイゼル兄弟で成功したように腕利きのサウンド・クリエイターに良質のバックグラウンドを作ってもらい、そこに乗っかるしかなかったと言うのが実情だろう。EPICに移ってからはさらに商業志向に進んで行く事となるが、それならそれで良しとしてもっと弾けてくれれば良かったのにフルート・プレイが前面に来るようなインストを数曲挟む「プレイヤーとしての自負」が中途半端に邪魔をするようなアルバムの出来栄えであった。

そんなイメージで遠ざかっていたこの「Tailor Made」だが、今回あらためて聴いてみるとBN時代のクールさがかなり残っており、ひとつひとつの楽曲もなかなかの佳曲である。そうか、そう言えばこのアルバムの立役者はスキップ・スカボロウだった。マイゼル兄弟とも一緒に仕事をしていた一時代の名クリエイター。派手な仕事はしないけれど時代の名曲に少なからず関わってきた人だけあってここでも渋くその手腕を発揮しているようだ。

そして彼女のもうひとつの武器はそのキュートなヴォーカルだろう。いや、フルートと同様でヴォーカルもけして巧くはない。しかしその可愛らしい歌声が一生懸命な所はどこか許せてしまうのだ。鍵盤におけるパトリース・ラッシェンに通ずるところのフルート奏者はボビー・ハンフリー。そんな立ち位置だったのではないでしょうか。

いまだに好きになれない曲もあるけど、捨てる気にもならない。そんな感じの一枚デス。



bobbihumphrey-tailormade.jpg Bobbi Humphrey/tailor made (1977)




この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://groovyhouse.blog20.fc2.com/tb.php/330-4146d2bc

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

mars

Author:mars
何だここは ここは何だ ヒヒーン

検索フォーム

QRコード

QRコード

(^^)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。