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無罪判決㉑ AZYMUTH










正直な話、ラテン系フュージョンのアルバムはあまり持ってはいなかった。嫌いではないし、聴けばそれはそれで心地良かったりするんだけど、なぜか手が出ない部類の音楽である。それは自分がいまだ現役世代で、もっぱら音楽を聴くのは通勤・帰宅の電車の中か、排気音やタイヤの走行音が響きまくる静粛性の「せ」の字も無いローバー・ミニの車内、このどちらかと決まっているからなんだろう。アジムスのシンプルな編成による清涼感漂うインストルメンタルは、これまでの僕においては聴くシチュエーションが少なかったのだ。嫌いではないんだけど聴く機会に恵まれなかった。良いバンドとは知りつつ、ブラジルのジャズ/フュージョンならこのバンドとはわかってはいても、どうしてもネットでポチッとするのは他の音楽になってしまっていた。そしてこれから当分の間においても、だろう。

だから、今回アジムスのアルバムを裁判にかける事になったが、この“fly over the horizon”を聴いてしまうともうダメである。懐かしの「クロスオーバー・イレブン」だ。フュージョンではなくクロスオーバーと呼ばれていたあの時代に「今日と明日が出会う時」と言う粋なキャッチフレーズをクロスオーバーに掛けていた、NHKにしては素敵なセンスを持った名番組。レコードが買えなかった少年時代に毎晩せっせとエアチェックをしていたあの頃が蘇ってしまう。今こうしてブログやHPで好き放題音楽を語れるのもこの少年時代があったからこそなのだ。ついでに若かりし時のさまざまな思い出まで思い起こしてしまった。ダサかったけど、楽しかったあの頃。あ、いや、今が楽しくないわけではありませんが。

そんなアジムスのアルバムを捨てると言う事は、自分の思い出も捨ててしまうような気がする。そして、いずれはアジムスの他のアルバムも集めてじっくりと聴けるような生活になりたいものだと。よって、これも無罪判決。

ほとんど聴くことのなかったアルバムなのに、実は有罪とする理由が全く無かったと言う珍しい判例である。




azymuth-lightasafeather.jpg AZYMUTH/light as a feather (1979)








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