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無罪判決⑳ Bill Meyers





“sky”feat.EW&F






ビル・マイヤーズ。このアルバムもイメージとして黄金期を過ぎた90年代フュージョン、と言った一方的な思い込みからもはや20年前後もCDの山の中に埋もれていた存在だった。

この人と言えばアース・ウィンド&ファイアの白人ブレーンとしてデヴィッド・フォスターと並ぶ、いやそれ以上の貢献をして来た事で知られているがとりわけキーボード・プレイにおいてはDフォスターよりも存在感を出していたと言っても過言ではないだろう。

そんな彼のリーダー・アルバムは80年代中盤から90年代にかけてゆったりとした製作期間を経て数枚発売されていた。これは3枚目にあたる作品だ。
90年代のインストものにはもうすでに魅力を感じなくなっていた自分としては1~2度聴いたきりだっただろうか。とにかく全てにおいて整然とされ過ぎていて、きれいな音色で一曲一曲が並べられているが音は右から左に通り過ぎ何も残らない…といった印象。何と自分勝手な感想だろうか。いやこの人に限らずこの時代から今にかけてのインストものはそのように勝手に決めつけてしまっているところはある。当然今回も裁判のテーブルに上がった。

今回はカー・オーディオとスピーカーを新調した車の中で聴いてみた。つまらないスムース・ジャズと決めつけていた自分勝手なイメージが覆ってしまったのだ。ヴォーカル・ナンバーを適度に挿み、ビルのキーボード・ソロもグイグイ胸ぐらをつかんで来る。聴きながらついついアクセルを踏み込んでしまうようなドライビング・ミュージックとしてもこれはイケそうだ。極めつけはモーリス・ホワイトやフィリップ・ベイリーらも集まったEW&Fメンバーがサポートする“sky”。

なんだよ、かなり良いアルバムじゃないかと。ジュエル・ケースの割れた、おそらくはビルの幼少期ではないかと思う蝶ネクタイをつけた子供の顔が写されたジャケットを眺めながらまたしても無罪判決を下してしまうのでした。


bmeyers-all.jpg Bill Meyers/all things in time (1996)







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