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無罪判決⑱ CALDERA







今回裁判にかけられたのはカルデラの4th。
日本では英雄伝説と名づけられ、カルデラの作品の中では当時として一番持ち上げられたアルバムだったと思う。
その理由を推測すると前3枚と比べて本作品は全体として統一感のあるラテン・フュージョン作品として出来上がっているからだろう。

しかしながら、自分としては前3枚の方が好きだった。
いや、本当の所はこの前作「time and chance」を初めて手にしてこのバンドを知り、
その時からなんだかその得体の知れないサウンドが良くわからなかった。
それよりもEW&Fの「太陽神」でサウンド・コーディネイトしていたエデュワルド・デル・バリオの名を見つけ、さらにはラリー・ダンまで参加していると言う興味だけで少ないお小遣いを出してレコードを買ってしまったのだ。

そして20年以上も経た大人になってからウェイン・ヘンダーソンのプロデュースによる1stをCDで手軽に手に入れ、さらにはダイアン・リーヴスの歌う「スカイ・アイランズ」の存在を再確認してこのバンドの奥深さがわかり、今でも真骨頂はポップな部分を持ち合わせたラテン・ファンクにあると思っている。だからこそ、ウェイン・ヘンダーソンもラリー・ダンも居ない、キーボードのエディーとギターのジョージ・ストランツがシンプルに主役となった本アルバムのラテン・フュージョン押しは物足らない気がしていた。

しかし時と言うのは恐れ入るもので、齢も50を超えてくるともういい加減ブラック・ミュージックばかりでもないだろ?と言う気になって来る。
今では純粋にインストルメンタルのみと言うアルバムも良いなぁと思えるようになってきた。しかもこの程よいラテン感と70年代後半独特のテイストが溶け合ったクロスオーバー・ミュージック、いやぁ、悪くない。今では何故1stや「time and chance」が国内で発売されずにこの「英雄伝説」がもてはやされたのかの理由が良くわかる。早い話が自分が若かったって事なんでしょうね。




caldera-dreamer.jpg CALDERA/dreamer (1979)






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