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無罪判決⑮ 深町 純










今回処分品裁判にかけられたのは深町純。
小学生の頃に夢中になった井上陽水のアルバムでその名を目にしてはいたが、特に意識もしていなかったところかの「オン・ザ・ムーヴ」が現れ自分の中で一気に存在が高まった人でした。
しかし、もうすでに洋楽に嗜好が傾倒していた自分にとっては実のところ深町純と言うより、それに伴なったニューヨークのミュージシャンから引き出されるサウンドに痺れたと言うのが本当であった。海外ミュージシャンがいたからこそ。これは正直なところなのです。

前ポストでも書いたが、和モノフュージョンは苦手だった。
そんなイメージを覆したのが「オン・ザ・ムーヴ」だったのだ。
それでも、あまりにもこのアルバムが傑作であったためにこの深町純と言うピアニストの音楽センスは凄いな、と子供心に刻まれたのもまた事実。

その後、KEEPの諸作なども購入してみたが、やはり「オン・ザ・ムーヴ」を超える衝撃は無かった。
そしてこの「スパイラル・ステップス」をも、だった。

しかしながらこのアルバムは「オン・ザ~」が出る2年前にすでに作られており、日本のミュージシャンがいち早く海外で現地のプレイヤーと録音を行った草分け的な存在だったと言う。それこそ当時は若手だったブレッカー・ブラザーズと共演し、その流れがその後の活動にも結び付いていった記念すべき作品なのだ。

確かに、70年代のクロスオーヴァー・ミュージックである。それも、苦手な和モノテイストもかなり感じられる。
でも、テクニカルなクロスオーヴァーを演奏しつつも深町純の音に深く根差していたと思われる、叙情と言うモノがこのアルバムでも感じられたのは大きかった。これは「オン・ザ・ムーヴ」でも共通の響きがあったものである。これは世界のどのピアニストにも出せない味なのだ。これは何事にも代え難い。これが決定打となりこの2作とニューヨーク・オールスターズの3枚はやはりセットで置いておいた方が良いなと言う結論に至りました。

ちなみにここで全面的にドラムを叩いている村上ポンタ秀一氏がこう述べています。

「俺が24才の時に、深町の『スパイラルステップス』というアルバムで、あいつがニューヨークに連れてってくれなかったら、まずどう考えても今の俺はないよね。」

24歳であのプレイと言うのも驚きですが、まぁそういう事です。

うーん、ちょっとご無沙汰になっていたけど改めて深町純を探求したくなってきたゾ!


spiralsteps.jpg 深町純&ブレッカー・ブラザーズ/スパイラル・ステップス (1976)







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