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“The only thing I would wish for”
今年ももう終わり。毎年毎年感じている事ですが本当に輪をかけて速かった。
いや、速すぎるっっ
いよいよ来年は引っ越しをする予定なのですが、こうアッと言う間に時が過ぎると来年の今頃も同じ事を言って、何も変わらず一年が過ぎていくような気もするし。でも家財整理は粛々と進めていかなければなりませぬ。
今年最後の無罪判決は(日本の金子総本店代表を除き)初めての女性シンガー。その名はアンジェラ・ボフィルでした。
彼女のアルバムは何枚か持っていますが、このファースト・アルバムはその昔は地味なイメージを持っていて好きではありませんでしたね。もっと洗練されたアレンジになったその後のアルバムの方がどちらかと言えば良く聴いていたクチで、最後までコンテンポラリー・ジャズシンガーのスタイルを貫いたこの1stはどうもピンと来なかったわけです。しかも、まだ若いAngieはそんなに歌が巧くなかった。いや、技術的にはそんなに下手な歌手ではなかったのだけれど、まだまだその唱法が自分のモノにできていなかった、と言った方が良いかな。ジャズ・シンガーとして売り出したい意図と歌の実力がしっかり噛み合っていない印象でした。
しかし、歳を重ねた今あらためて聴き直してみる。彼女の歌は決して変わることはないのだけれど、売れるポップ・シンガーではなくこの道に真摯に向かっていく若きアンジェラ・ボフィルのヴォーカルの生真面目さに惹かれていくことに。この嗜好の変化。自分が大人になったのかそれとも子供だったからなのか。この良さがわかるようになればまだまだこれからのリスナー人生も楽しみが増えるはずですね。
その中で今回ご紹介するのはプロデューサー、デイヴ・グルーシンお抱えのフルーティスト、デイヴ・バレンティンと最初から掛け合う“The only thing I would wish for”、今年のシメはこれで。
それではみなさん良いお年を。
Angela Bofill /angie (1978)
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