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“heroes”by The Clarke/Duke Project





軽薄なドラム・マシンの音とともに始まるクラーク/デュークの2ndはデューク自身も語っているように明らかな失敗作だった。ポップ・ユニットとしてのアルバム作りはそのままだが、打ち込みのドラムに安っぽいゲスト・ヴォーカルの存在、まんま“wild dog”や“sweet baby”の二番煎じ、いや二匹目のドジョウを狙った安易な収録曲など、1stで二人が組んだ期待感や新味も薄れ、かなり小粒な安っぽさが否めないのである。

しかし、この時期のデュークは忙しかった。81年にクラーク/デュークの1、82年はソロ作の「dream on」、その間クラーク/デュークのライヴ・ツアーをはさみながらこの83年はソロ作「guardian of the light」発表後にこのクラーク/デュークの2と、立て続けのリリースだった。そしてその年の最後には来日公演をも果たしているのだ。おそらく、毎日が音楽漬けだったに違いない。その中でこの「クラーク/デューク」の2は契約上、少ないスケジュールの中でアイデアを捻り出して苦し紛れに制作された感が隠しきれないのだ。

いや、今一度聴き直してみるとこのアルバムもなかなか味わい深い曲がある事に気付く。1曲目の“put it on the line”~2曲目“heroes”が安っぽさ満開の打ち込みだったので、それだけでこのアルバムの価値を落としてしまったイメージが強かったがスタンリーの個性的なベースの存在感や歌心のあるデュークのヴォーカルは健在。特にナラダ・マイケル・ウォルデンやビリー・コブハムをゲストに叩いてもらったラストの2曲で大きく救われている。

ただし、ジョージ・デュークの活躍度合いでみると、本アルバムではかなり彼の魅力が活かされていないところではある。クラーク/デュークのアルバムでありながら、二人の個性がぶつかり合い、溶け合い、そこに起こる「化学反応」がほとんど感じられない、ただのポップ/インストアルバムになってしまったのが残念だった。まぁ、それぞれのソロ作でやるべき事とはまた違った、遊び心のあるユニットとして捉えれば確かにこれもアリなのてすが。


今日は、そんな中でもミュージック・ビデオが作られMTVに流れた“heroes”を。これはデューク自身も「クールだった!!」と喜んでいましたね。まぁ、ご覧ください。演技しちゃってます。笑える。




cla-duke2.jpg THE CLARKE/DUKE PROJECT/II (1983)








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