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Dream On





“let your love shine”





クラーク・デューク・プロジェクトが商業的にも成功した。そこで自らのアルバムも徹底的にポップで攻めていこうと言うことになったのが82年の「dream on」であった。ディスコ・ブーム最盛期にここで収められた“shine on”が日本で大ヒット。今までデュークを知らなかったようなディスコ好きのティーンズにまでその名が知れるようになった。高校生になっていた自分がクラスの同級生とジョージ・デュークの話ができるようになって嬉しかった記憶がある。ジョージ・デュークと言う名がこの日本でしっかりと認知されたのは“shine on”のおかげだが、やや一方的で本来のアーティスト性から離れた認知のされ方をしてしまう要因となってしまったのも事実である。これをきっかけに翌1983年には日本での初ソロライヴ・ツアーが行われる事となるが、その内容は“shine on”のみでデュークを捉えていたオーディエンスには少々辛いものがあったのではないか。


最初から最後までの、徹底的なポップ作となった「dream on」だが、本国のアメリカでは目立ったヒットにはならなかったようだ。しかし、このアルバムは日本と言う、これまでデュークが意識していなかったような他国、アジア圏でのヒットをもたらし、その後の活動幅を拡げる事となった。自分としてはこれはこれまでデューク自身がアプローチし続けていたポップ・ミュージック志向がクライマックスを迎えたアルバムだと考えている。そしてなんと言ってもレコーディング・メンバーにドラムスのNduguが返り咲き、ベースのバイロン・ミラーと共に70年代のファンキー・デューク・バンドの音を復活させてくれているし、ギターには名手マイケル・センベロが全面的に参加、そして収録曲の中に“reach for it”と名ミディアム“someday”をセルフ・カバーしているところなども含め、ただポップなだけでなくさらにソフィスティケイテッドされたアレンジや一枚を通じてテンションが高く張られ続けられている曲構成から非常に聴き応えのあるものであることは間違いない。そして、70年代からメイン・エンジニアとしてデュークを支えたケリー・マクナブ(Kerry McNabb)が父親の事業を継ぐために音楽業界から離れる事となり、これは彼との最後の仕事でもあった。

今日は、聴き慣れたナンバーよりもその裏に隠れたモノ、と言うことでアルバムのラスト・ナンバー、各フレーズがいかにもデュークらしいミディアム“let your love shine”を。



gd-dreamon.jpg dream on (1982)










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コメント

[C251] Dream on

私の記憶だと、確かDream onツアーはジョージ単独来日で、バックはスクエアがやったと記憶しております。そのつながりで、その後の日本公演で田中豊雪がステージ飛び入りしてました。
シーラEのお父さんのバンドが来月来日しますが、そのバンドでシーラEとリトナーがジョージデュークの思い出語って演奏始めます。
https://www.youtube.com/watch?v=p7Mnq131Ohs
またアルジャロウの新譜はセレブレイト ジョージデュークです。
http://www.pledgemusic.com/projects/tributetogeorgeduke
  • 2014-05-23 12:02
  • 秋田県民
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  • 編集

[C252] 83年・・・

実は当時の来日公演のビラが残っておりまして、それによると1983年の来日公演はツアー・メンバーと11/30~12/7。そして追加公演として12/8に渋谷公会堂でザ・スクェアや山岸潤史=入道バンド、神埼on the roadらとジョージ・デュークがセッションしているようですね。(ツアー・パンフには12/9にもLIVE INNでライヴとなっていますが)自分は厚生年金会館のライヴしか行ってません。

ピート・エスコヴェド来るんですよね。シーラとバイロン・ミラーも一緒に?それはデュークの話になりますね。観に行きたくなってきた^^

アル・ジャロウの新譜は買うしかないですね。“my old friend”って好きな曲なんですよ。まさに、デュークと掛けた選曲ですね。楽しみです。

もろもろ、たくさんの話題ありがとうございました。

[C253] 単独来日

1983年の来日は邦題「ライトメッセージ」発売ツアーで渋谷公会堂の映像が販売された、ルイスジョンソン連れてきた公演ですよね?
その前にDream On発売された時に単独で来日しています。
六本木ピットイン等でスクエアをバックに演奏しているはずです。
私の記憶が正しければですが・・・(笑)

ピート・エスコヴェド来日にはシーラEは来ますがバイロンミラーは来ません。
バイロンミラーは7月ビルボードへ、デビットTのバックで来ます。
私はピート・エスコヴェドへ参戦の予定です。
あくまで予定。(笑)
  • 2014-05-25 12:17
  • 秋田県民
  • URL
  • 編集

[C255] 単独

その単独来日はピットインのようなライヴハウスだけでしたか?大きな宣伝告知がなかったようなので記憶にないんですよね。自分もまだ高校生の頃でしたからライヴハウスの情報までチェックしていなかったと思います。狭いハコでの若いジョージ・デュークも視てみたかったですね。スクェアは興味無かったですが。申し訳ないんですけど^^;

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