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Dee Dee Bridgewater/bad for me






“don't say it(If you don't mean it)”by Dee Dee Bridgewater







元々はスタンリー・クラークにプロデュースされポップ・フィールドに出ていったジャズ・シンガーだったがついにここでジョージ・デュークのプロデュース受ける事となった。ジャケットからして売れセン意識バリバリの本作だが、ジャズ・シンガーのメジャー・ヒット化が顕在になってきた70年代後半では彼女も一発スター・シンガーの仲間入りをさせたいと言う思惑も当然の事だろう。

音を聴けばさすがにジョージ・デューク。スタンリーのプロデュース作とは垢抜け度もサウンドの掴み方も一味違っている。と、言うのも大手エレクトラからのリリース作と言うこともあり、参加しているスタジオ・ミュージシャンがとても豪華。バイロン・ミラーやリッキー・ローソン、シーラ・Eと言ったファミリーもしっかりと使ってはいるが、それ以外にざっと見てもジェリー・ヘイやラリー・ウイリアムスらのシーウインド・ホーンズ、ローランド・バティスタ、グレッグ・フィリンゲインズやボビー・ライル、そして極めつけはデューク自身も憧れだったアース・サウンドの立役者、ラリー・ダンにまで曲作りとプレイで参加させてしまっている。つまりは、金の掛け方も違っていたわけだ。この頃はクインシー・ジョーンズがマイケル・ジャクソンの「off the wall」で豪華なスタジオ・ミュージシャンを使い大ヒットを揚げている(デューク自身もこのタイトル曲で参加している)。デュークもプロデューサーとしてあやかりたいところはあっただろう。パティ・オースティンの立ち位置をかなり意識したプロデュースだったところが大変に感じられるゴージャスなアルバムだ。

今日はデューク自身は鍵盤を弾いてはいないが、ボビー・ライルがまるでデュークのようにクラヴィネットやミニ・ムーグを引き倒す、痛快な“don't say it”を。





deedee_20140329232705942.jpg Dee Dee Bridgewater/bad for me (1979)





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[C243] トリビュート公演

ジョージ・デュークのトリビュート公演の模様が長尺でアップされました。
ご本人がもういないのは非常に残念ですが、こういう公演が開催されるのもジョージの影響力の凄さでしょうか?
ゴードンキャンベルは2008年頃のツアーで叩いていました。
個人的に非常に嬉しいのがラリー・キンベルの復帰!!!
彼は音沙汰無くどうしていたのか非常に心配でした。
1990年代のツアーで彼のベースは良かったです。
この公演では彼がまとめ役なのかも?
ただやっぱり主役がいないので、曲はジョージのレパートリーですが、
あまりジョージ・デュークらしくないのが悲しい。
まあこれは仕方ない事です。
合掌。
https://www.youtube.com/watch?v=NS-so3BhiN8
  • 2014-04-04 22:36
  • 秋田県民
  • URL
  • 編集

[C244] いつもありがとうございます

観させていただきました。
鍵盤はジェフ・ローバーが弾いていましたね。彼も好きな奏者の一人です。それにしても映像と音がいいビデオなのでとても楽しめました(最近PC用のスピーカーを新しくしたもので)。
いや、でもラリー・キンペルとゴードン・キャンベルが居てこの音楽なのに、真ん中にデュークが弾いていないのは寂しいものですね。いまだに、そんな気がしないんですよ。どこかのライヴにヒョイ、と現れそうな。自分としてはまだそんな感じなのです。

秋田県民さん、いつもありがとうございますね。

[C246] やはり寂しい

やはりJazzからFunk、ハードなフュージョンまでこなし、しかもエンターテイメントで、客も煽る、歌も歌うという才能の人はG.Dukeしかいないということですね。
この映像見て更にそう思いました。
残念です。(泣)
  • 2014-04-06 02:23
  • 秋田県民
  • URL
  • 編集

[C248] サビシー

とにかく実力者でありながら仰る通りのそのキャラは他には居なかったですよねぇ。

デュークは、唯一無二。

でした。。。

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