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Gino Vannelli LIVE! (at COTTON CLUB 2012/11)





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昨年の熱狂から1年2ヶ月、再びジノ・ヴァネリがコットンクラブに戻ってきた。
さて、何からお話しましょうか。
個人的には20年以上の間を空けて再会したライヴであった昨年のレポはかなり興奮気味でしたね。
今年はその時よりも少し落ち着いたレポができそうです。

まだ明日のラスト・ステージが残っていますがいいでしょうネタバレでも。
むしろその気の無かった人に駆け込んでもらいたいくらいですから。
で、自分は初日の公演に。
本当は明日のラストが一番盛り上がるのでしょうが日曜日は都合が悪くダメ。
往年のアーティストってのは客層に合わせて土日公演が多いんですよね。
ここが自分としては困りどころです。
まぁ、「いち早く」ってわけではないのですがせっかくなら対照的な初日を観てみようと。
で、例によって今回も1st,2nd両ステージ観る事にしました。これが大正解だった。
なにしろ“brother to brother”や“I just wanna stop”という「キメ曲」は当然演るにしても、
1stと2ndではほとんど違うステージになっていたのだ。
昨年は「the best and beyond」の収録曲中心であったのに対し、
今年はかなりセットリストが変わっていた。
言うならば、今年は「生粋のジノ好き」に楽しめるライヴになっていたと言う事かなと。

まずはファースト・ステージから。
今回の公演は11月なので、ファースト前の時間でもコットンに着いた頃にはもうすっかり暗くなっていた。
軽くビールを飲みつつ18時半、いつものメンバーがセッティングに入る。
いよいよか。今年の自分は昨年と比べるとやけに落ち着いている。
久々でテンパッていた昨年のようではなく、じっくりとジノを堪能してやろうと言う気概で臨んでいたのだ。
雷の効果音とともにジノが登場。静かに歌い始めたのは“storm at sunup”だ。おおー、そう来ましたか。
いやー、嬉しいじゃないですか。これはまたお初にお目に、お耳にかかるオープニングだ。
しかしそんな所でニヤけるのはまだ早いぞとばかりに1分ほどの序章的な歌の後に流れ続くはなんと“fly into this night”ですよみなさん。
この曲がライヴで聴けるとは思っていなかった自分はこの時点ですでに去年の舞い上がっていた自分に逆戻りをしていました。
相変わらず「ツカみ」の取り方は素晴らしいですわ。



ガッチリとオーディエンスをハメたところで“wild horses”、そしてお馴染み“living inside myself”へ。
ここらへんはいつものコースだ。
昨年に引き続き今年も「the best and beyond」ライヴなのかな、息の合った演奏陣なのでこちらも願ったり叶ったりだと。

続く4曲目は去年も演っていた「yonder tree」からの“a little bit of Judas”
近年やけにジャジー・ナンバーを得意としているようですが、ジノが作るジャジーな曲はどこかスティーリー・ダン、ドナルド・フェイゲンが匂わせるジャズのエッセンスに似ている事を発見。
ジノとスティーリー・ダンとは共通点が見当たらないのですが、このアレンジ(特にホーンのフレーズ)はやけに似過ぎている。 原曲では気が付かなかったのですけどネ。

5曲目はライヴでは初めて観る“persona non grata”
これも「big dreamers never sleep」からのラテン風味なナンバー。
しかしアレンジが凝っているなぁと感心しきり。
6曲目は派手にキメた後の一息なスローナンバー“if I should lose this love”

昨年のライヴでは出していなかった?曲が続き、次が“black cars”だった。
なんともノリの良い、レコーディングされた原曲とは迫力の違う演奏だった。
今年は特に太く重い8ビートだったように感じる。ロックである。
しかし、Reinhardt Melzのドラミングは素晴らしいな。
この人がメンツだったからひたすら軽かった“black cars”が生まれ変わったと言えるほどだ。

さて、ある意味中盤のハイライトと言えるのが次に披露した“the last days of summer”
なんと「canto」からのナンバーである。
カンツォーネとクラシックとポップスとを融合したような、ヴォーカルの力量が無いと作る事ができない、
ある意味ジノならではの挑戦作だったがライヴでやるとは思わなかった。
いやしかし、Patrick Lambのソプラノ・サックスとGreg Goebelのピアノのみをバックに静かに歌い上げる彼の神々しさ。
間違いなくポピュラー・ヴォーカルのパフォーマーとしては彼が頂点なのではないかと思いますね。

会場がおごそかな(笑)雰囲気に包まれる中、一転“brother to brother”が飛び出した。
やはりオーディエンスはこれを待っている。
ぐっとクールダウンした後でこれだ。再び、三度と熱くさせてくれる憎い演出である。
そして、“I just wanna stop”を皆で大合唱してひとまず終了。
当然アンコールの手拍子は起きるが笑ったのはかなり早く皆ステージに戻って来た事。
初日のファースト・ステージの雰囲気を察してか。
そう、ラストは“people gotta move”である。ここで観客はほとんどがスタンディングとなった。
これをやらなきゃシマらないよね。


セカンド・ステージは“crazy life”~“stay with me”のオープニング。
これは昨年自分が観たファースト・ステージと同じだ。うーむやはりカッコ良い。
中盤もファーストとはまったくセットリストを変え、“the measure of a man ”“rock me to heaven ”等初見のナンバーをやっていたりしていましたが、なんと言ってもライヴ終盤、“nightwalker”のイントロから“appaloosa”に雪崩れ込む演出です
でにスタンディングとなっていましたね。
そう言えばRoss Vannelliも来てるよ~みたいな事を言っていたMCの後“I just wanna stop”、「また明日会おうね~」ってさ。明日は無理なんだって。来たいけど。
そして予測はされていたもののやはり嬉しい“brother to brother”で大盛り上がりの中一旦ジノが「控え室に行って来るね」と一応ライヴ終了。
そして今回はゆったりと間を空けたアンコールの手拍子の中再び登場し“people gotta move”で全員を立ち上がらせて熱狂の中セカンド・ステージが終わりました、と。







ちょっとマニアックに楽しむファースト・ステージと、同じように新旧織り交ぜながらも、ノリは一枚上手のセカンド・ステージ。これはどちらが~と言う事ではなく、両ステージ観ておいて良かったなと。
日本では一番に親しみのあるA&M時代の曲よりも、どちらかと言うとその後のアルバムからの選曲が中心になっているのも現在進行形アーティストであるジノとして譲れないスタンスなのでしょうね。
還暦を迎えた彼も20代の頃のようなダンスは健在。これからもますますそのパフォーマンスは磨かれて行くのでしょう。



ジノさん、また、来年も来てくださいな。
あなたに会うと、いまだに音楽でこんなにもアツくなってしまう。

そんな自分に嬉しくなるのですよ。





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~Gino Vannelli LIVE at COTTON CLUB (2012/11/14)セットリスト~


1st stage

storm at sunup [from“storm at sunup”1975]
~fly into this night [from“the gist of the gemini”1976]
wild horses [from“big dreamers never sleep”1987]
living inside myself [from“nightwalker”1981]
a little bit of Judas [from“yonder tree”1995]
persona non grata [from“big dreamers never sleep”1987]
if I should lose this love [from “inconsolable man”1990]
black cars [from“black cars”1984]
the last days of summer [from“canto”2002]
brother to brother [from“brother to brother”1978]
I just wanna stop [from“brother to brother”1978]
people gotta move (encore) [from“powerful people”1974]


2nd stage
 
crazy life [from“crazy life”1973]
(powerful people)~stay with me [from“nightwalker”1981]
just a motion away [from“black cars”1984]
a good thing [from“a good thing”2009]
the measure of a man [from“a good thing”2009]
rock me to heaven [from“these are the days”2006]
venus envy [from“these are the days”2006]
(nightwalker)~appaloosa [from“brother to brother”1978]
I just wanna stop [from“brother to brother”1978]
brother to brother [from“brother to brother”1978]
people gotta move (encore) [from“powerful people”1974]



【メンバー】

Gino Vannelli(vo)

Patrick Lamb(sax)
Greg Goebel(key)
Jay Koder(g)
Damian Erskine(b)
Reinhardt Melz(ds)
小林 太 (tp)





拙web site「Gino Vannelli」page→http://groovyhouse.allplay.jp/g-vannelli.html







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コメント

[C204]

こんにちは。 昨年のジノの記事にコメントしたものです。
きっと今年も素晴らしいレポをUPされるのではと
思っていたので遊びに来ました。

いや~~~、ジノ、かっこよかったですねぇ。
熱いステージの興奮が今もさめません。

どれだけの努力を陰で重ねているか、ファンを魅了し続ける
ためにどんな精神的、肉体的鍛錬をやっているのか・・・・、
まさに超人ですね!

たしかにホーンセクションの部分がスティーリー・ダンと似てるかも
と、私も思いました。
(S.ダンも音の職人ですから、ジノとテイストは違っても
共通する部分があるのかもしれないですね。)

ロスにちょっと聞いた情報なのですが、来年は無理でも3年以内くらいにはまた
来日してくれるかも、です。
東京だけでははく大阪とあと1都市くらい考えてる
みたいですが、またブルーノートとかでやってほしいですね。 

来年は南米やカナダ縦断ツアーをやると言ってましたが、
本当~~にエネルギッシュ!!

とどまるところを知らない、常に前進し続ける唯一無二のスーパースター、
ジノにはいつまでもパワフルに歌い続けていって欲しいですね!!

長々と失礼しました。 

[C205] 今年もアツくなりました。

yumi-ginoさんお久しぶりでした。
アツいコメントありがとうございます。
8ステージ全部観たそうですね!すごい(@_@;

ジノの素晴らしい所は、ファンの性別に偏りが無い所なんですよね。もちろんミュージシャン中のミュージシャンでありつつ、ヴォーカリストとしてだけでも卓越した表現力の持ち主。その音楽と歌だけでも十分魅了されてしまうのに、ライヴではエンターテイナーとなって、なおかつヴィジュアル的にも男の色気がたっぷりと、あらゆる面で完璧なんですよね。ホント、この色男!憎いねって感じです。

ロスの情報ありがとうございます。確かに今度来る時は大阪でもやった方がいいですね。他国でのライヴ・ツアーをこなしつつ、恐らくニュー・アルバムの制作もあるのではないでしょうか。少しインターバルがありそうですが、またさらに熟成されたジノのライヴに期待しましょう!

[C206] 私も行きました^^

marsさん こんにちは^^
ジノ来日公演、今年も行って参りましたよ♪
marsさんは初日(&最終日?)を観たんですね(^▽^*)
私は15(木曜)と最終日のセカンドステージを観ました。
今年のmarsさんのレポをもう三回くらい読ませていただいてます(書き込み遅れてスミマセン^^;)
fly into this night、聴きたかったなぁ。。。
それにしても、曲目をどうやって記憶するのでしょうか??すごい…^o^;

[C207] いおさんどーも

書き込みありがとうございます^^
いやぁ、自分は最終日行けなかったのですよ。
いおさんは行かれたようですね。しかもセカンド。
最終はステージ上にオーディエンスを上げて大盛り上がり大会だったようですね。いいな~。
ジノは日本公演をかなり気分良く感じてるようですね。また必ず来てくれるでしょう。
いやー、次回は最終日に行きたいですね。

ジノさんはそんなにアルバム出してないですから曲がわかりやすいですよ^^あるていど当たりをつけて予習しますけどね(笑

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