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無罪判決⑩ Andraé Crouch





“you gave to me”






最近のはわかりませんが、こと70年代のブラック・ミュージックにハズレは少ない。

だから処分品裁判にかかるのは白人系音楽が主になってしまいがちなのですが、それでも黒人系がまったく無いわけではなく、今もこうしてジャッジにかかっているCDが隣に堆く積まれているわけでありますが、今回処分を思いとどまったのがアンドレ・クラウチ。

まぁゴスペルですから?信者でもなんでもない自分はその雰囲気だけを楽しむには適度にコンテンポラリーでうってつけのアーティストだったわけです。この人のアルバムは何枚も持っていますが、クルセイダーズやデヴィッド・T・ウォーカーらを集めた名盤「Take ma back」後に出された今回のこの「This is another day」は少し地味な存在として自分の中では位置づけられていたのでした。
でも、何なんでしょうこの、いざ聴いてしまえば気分が良くなってしまうこの音楽的にも質の高い楽曲の数々は。

もちろん、ジーザスだのハレルヤだのがてんこ盛りなんだけど、そんなものは超越した音楽的魅力がやっぱりこのアルバムにもあるんですね。もちろん、曲の配置も練りに練られた素晴らしい構成。



次に聴くのは何年後かわかりませんが、めでたくこのアルバムも無罪放免となりました。



acrouch-thisis.jpg Andraé Crouch & DISCIPLES/this is another day(1977)



無罪判決⑨ David Gates






“silky” by David Gates







BREADのDavid Gatesが1980年に出したソロ・アルバム。また白人だ(笑)。

これもいつぞやWounded birdから再発していたのを買って何回か聴いたのか、そのまま円盤群の中に潜り込んでしまった一枚である。アーリー70's好きならかかすことのできない存在であるBREADだが、そこまでフォーキーな音楽はのめり込む事のなかった自分が、気になるバックアップ・ミュージシャンが居るわけでもないこのアルバムを何故購入していたのかはもう思い出す事ができない。おそらくAMAZONあたりを暇にまかせて覗いていた時に大人買いしてしまったCDの中の一枚だったのだろう。

今一度確認してみると、もうすでに50歳を超えている自分にはとても心地良く聴くことができた。これも夏の夜と言うスパイスが加わったせいなのだろうか、なーんてな。1980年に出されたアルバムではあるが、ロックも聴いていた70年代中期を彷彿とさせて懐かしかった。今日はその中でもひときわAORなナンバー“silky”をこのブログらしくセレクトしてみました。

そう、そのamazonでこのアルバムの販売価格を確認するとなんと驚きの1万円オーバー。
まぁその価値として信憑性の無い値段ではあるがとりあえずこれも取っておきましょう。小さな資産だな。






davidgates-fallinglove.jpg David Gates/falling in love again (1980)





無罪判決⑧ Byrne & Barnes




“keep on running”





今回、裁判のテーブルに乗ったCDはバーン&バーンズ。
購入した当時は何故か自分に響くものが無かったのか、もう何年も聴かずに放置していたものだった。
しかし、今回あらためて全体を通して聴いてみると、実に味わいのあるアルバムであることに気付かされた。
これは1981年発表の、所謂AORが最盛期を迎えていたそのリアルタイムな空気感を秀逸なメロディーとともに思い起こさせてくれる貴重なアルバムのひとつとしてこれからも語継がれて行くに違いない。
このアルバムがそれほど重要視されないのは、ウエスト・コーストのミュージシャンが参加してないからなのでしょう。そう。これは何を隠そうマッスル・ショールズ産のアルバムだった。スワンプの南部田舎町でAOR。そんなイメージを覆すものがここにはある。どんなプレイヤーがバックにいるのか、から、自分にとって良い音楽とは何か、と言う選択に変わって来た方々ならきっと愛すべき一枚となるに違いない。


と、ここまで無罪判決を言い渡してきて気が付いた。
裁判対象となるアルバムは白人アーティストがほとんどである。
やはり自分は基本的にブラック・ミュージックが好きなのだな。
いや、ブラックでダメなのはハッキリと白黒つけられてしまうとも言えるのですが。



byrneandbarnes.jpg Byrne and Barnes/an eye for an eye (1981)




無罪判決⑦ Richie Kotzen





“reach out I'll be there”by Richie Kotzen






リッチー・コッツェンのアルバムが段ボールの隅から現れた。
ああ、そうだ確かに買っていたなぁと。そんなのばっかりである。


若い頃は別として、ロック系のアルバムはもうすでに買う事はほとんどなくなっていたはずだが、それでも彼のアルバムを買ったのは、たしかかなりファンキーだったような印象があっただろうか。たしか、なんて言うくらいだからそれこそ買った当時に数回聴いただけで、あとは計算すると20年以上聴いていなかったと言う事になる。当然、今回もジャッジの対象になるアルバムと言う事になった。


再生してみる。いやぁ、なんとも痛快だな。
全編ヴォーカル入りのハードロックなのだが、ソウル・クラシックの“reach out I'll be there”なんて曲をカバーしてしまうくらいだから、ファンク/ソウル/ブルースとハードロックをフュージョンしたギター/ヴォーカル・アルバムと言ったらなんとか音を想像していただけるだろうか。ギターの腕もさることながら、こうしたバックグラウンドに深みを感じる音楽スタイルを持つアーティストは自分好みのタイプなわけで。ギター/ベース/ドラムスのトリオ編成と言うのもイイね! 毎日戦うリーマンとしてはあらためて戦意を湧き上がらせるための音楽としてipodにも入れたくなった。


仕事の後には聴きたくないが。疲れそうだから(笑)



RichieKotzen.jpg Richie Kotzen/mother head's family reunion (1994)



無罪判決⑥ PLANET3




“I don't want to say goodnight”





ジェイ・グレイドンにクリフ・マグネス、グレン・バラードと言った80年代のAOR/POPS界を支えた面々が組んだユニットということで持っていたCDでしたが、時すでに90年代、2000年、21世紀ともなるとかなり自分の嗜好とは乖離してくるわけで。やっぱりジェイはエアプレイのカッ飛んでいた頃が頂点だったなぁ、なんて感じでここ10年以上もおきざりにしていたアルバムだったのでここでついに裁判にかかったのがこの1990年に発売されたPLANET3でした。


聴き直してみれば、あ、なかなかイイじゃないですか。
アルバム冒頭の“born to love”でデジダル機器のチープさが目立ってしまい、この「つかみ失敗」がこのアルバムの印象を下げてしまっていたのですが、実はこのユニットが繰り出す音楽の本番はその先にあるアルバムであったと。


どちらかと言えばまだ80年代の名残を十分に残してくれているメロディアス・ロック/ポップと言ったところで、特にこの“I don't want to say goodnight”は旧き良きAORマナーに従ったメロディー展開のグッド・チューン。この曲だけは「永遠の夜を君と」なんて邦題がつけられているくらいでやはり発売側も重きを置いた曲だったのだなと。どこかあのヒット曲を連想してしまうような思い通りの盛り上げ方をしてくれるところが嬉しかった。

と、言うわけでこの度めでたく無罪判決とあいなりました。良かったネ!





planet3.jpg PLANET3 (1990)


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